紅花はエジプトが原産でアザミに似た花を咲かせるキク科の草花です。日本には 四世紀頃には伝来してたとして言われており平安時代には盛んに栽培していたようです。
古くから口紅や染料として珍重され、種子から採れる油はリノール酸の必須脂肪酸を含むサフラワー油になります。
婦人の血の病に効く
紅花は血脈を疎通し瘀血を散らし血のめぐりを良くする「活血化瘀薬」に分類されます。
働きは辛味で散瘀し、温性で血脈を通行させ血行を促進させ、血の滞りによって発生する痛みを軽減させます。
「多用すれば破血し、小用すればすなわち養血す」と言われ大量では辛温し破血に働き、少量では和血養血します。
<注意>妊婦、月経過多の者は服用は禁忌