発芽玄米は巡りと胃腸を整え、気の巡りをよくする養生ごはん
発芽玄米とは、玄米をわずかに発芽させたもので、中国名では「穀芽(こくが)」と呼ばれ、養生ごはんとして薬膳に利用されてきました。
玄米を発芽させることで酵素の働きが活性化し、ビタミン類やアミノ酸が増加します。特に、神経を落ち着かせる働きで知られる「ギャバ(GABA)」が豊富になるのが特徴です。白米よりも栄養価が高く、玄米よりもやわらかく消化しやすいため、健康志向の人や薬膳を取り入れたい人に人気があります。
健脾開胃|弱った胃腸を元気にする
薬膳では「脾」は消化吸収を司る重要な臓器です。発芽玄米は脾胃をいたわり、食欲不振や胃もたれ、疲れやすさの改善を助けます。
玄米は消化に負担がかかることがありますが、発芽させることでやわらかくなり、胃腸への負担が軽減されます。「玄米は体にいいけれど重たい」と感じる人にも取り入れやすい穀物です。
消食作用|食べすぎ・飲みすぎ後の停滞感に
発芽玄米には「消食」の働きがあります。これは、食べたものの停滞を改善し、胃のつかえ感や膨満感を和らげる作用です。
食べすぎた翌日、外食続きで胃が重いとき、こうした場面で、発芽玄米のお粥や雑炊は薬膳的にもおすすめです。
降気作用|胸のつかえや気分のモヤモヤを整える
発芽玄米には「降気」の働きもあります。気が上にのぼりすぎると、胸のつかえ、ゲップ、不安感、のどの違和感などが起こりやすくなると考えられています。
発芽玄米は、上に逆上した気を下げ、体の巡りを穏やかに整えてくれる食材です。現代人の、なんとなく落ち着かない状態にも向いている穏やかな養生食といえるでしょう。
また、発芽玄米にはギャバ(GABA)が豊富に含まれています。ギャバはアミノ酸の一種で、脳の興奮をやわらげる働きがあることで知られています。薬膳的に見ると、これは「気を下げる」「緊張をゆるめる」働きにも通じます。
