鱧は湿を抜く夏の薬膳魚|むくみ・関節痛・夏バテに効く理由とおすすめの食べ方
鱧(はも)は、最大で2.2mにも達する細長い魚で、鋭い歯と弾力のある皮を持つのが特徴です。ほどよく脂がのり、淡白で白身魚でありながらコクのある味わいが魅力。
ただし、小骨が非常に多いため、「骨切り」と呼ばれる独特の技術が必要です。この繊細な仕事によって、ふわっとした口当たりが生まれ、京都の夏の味覚として愛されてきました。
脂があるため、梅肉や酢味噌と合わせることで、さっぱりと食べやすくなるのも特徴です。薬膳的には、消化を促進させるワサビ、生姜を加えるのがおすすめです。

鱧の薬膳効能|むくみ・関節痛・しびれに
鱧は単なる高級魚ではなく、体内や関節にたまった余分な水分や湿気を取り除く夏の薬膳食材。
『本草食鑑』には「よく諸風を去り、全身のむくみを遂い、大小便を下すのにもっとも効あり。あるいは、手足の痺れを療す」と記されます。
● 袪風散湿(ふうしつを取り除く)
体にたまった「湿」を追い出す働きがあります。これは、関節の痛み・腫れ・しびれといった症状の改善に役立ちます。
● 利水(むくみ改善)
余分な水分の排出を促し、体の重だるさを軽減します。
● 健脾(胃腸を整える)
胃腸の働きをサポートし、食欲不振や夏バテ気味の体を内側から整えます。
美容、美肌にも|鱧の皮とコラーゲンの関係
鱧の魅力は身だけではありません。皮にはコラーゲンやコンドロイチンが豊富で、肌のハリを保つ美容・健康食材でもあります。
・皮を焼いて酢の物にする
・皮ごと煮込んでスープにする
特に重要なのは、コラーゲンはスープに溶け出すという点。そのため、煮込み料理では「汁ごと飲む」ことが美容効果を高めるポイントになります。肌の潤い不足やハリ低下が気になる人にもおすすめです。
