胃腸が弱くて水分代謝が悪い人はハトムギを食べよう
ハトムギは東南アジア原産です。古くから中国に伝わり穀物や生薬として利用され日本には江戸時代に漢方で使う薬として伝来しました。
体内に余分な水分や湿気がたまっているのを排出する働きがあります。
ハトムギの腫皮をむいたのが生薬の薏苡仁ですが、薬効は緩和であることから多く食べても大丈夫です。ただし体質が乾燥しがちな人は控えめにした方が良いでしょう。
胃腸が弱い人の体質改善の食事に最適
体質的に胃腸が弱い人は消化機能の要である脾の働きをよくするハトムギがおすすです。
お米と一緒に炊くハトムギごはん、サラダ、スープの具材にして小まめに食べると「健脾利湿」の働きで、脾を丈夫にして水分代謝もよくします。
湿気が原因でお腹を壊したらハトムギ粥
胃腸が弱い人は、梅雨や夏になると体内の消化吸収と水分の代謝がうまくできなくなり消化不良を起こしやすくなります。
「湿邪」を除いて身体の重だるさを解消するには、ハトムギ50g 山芋300 山芋で粥を作るとよいでしょう。
肌への効果があるのは本当かな?
排膿効果があることから肌トラブルにも期待されイボ取りの民間薬としても広く活用されてきました。
肌への効果は歴代の本草書には記載されていませんが、1959 年の『中華皮膚科雑誌』に処方例が掲載されて以降、臨床研究が進み皮膚や湿疹への効能が記載されるようになりました。
主に体内に停留し続けた余分な水分に熱が生じて発生する「湿熱」が原因の、にきび、湿疹、イボなどに効果をしめします。