温活!体を温めるスパイス「クミン」
クミンはエジプトが原産で北アフリカから世界中に広まり最も古くから栽培されているスパイスです。ほろ苦さと土っぽさのある強い香りは多くの地域で使われ、料理に独特の風味を与えることで知られています。
クミンの生薬名は馬芹(バキン)。薬膳の効能は、お腹を温め冷えによる痛みや消化不良を解消し健胃整腸に働きます。
お腹を温めて巡りを良くする
クミンは熱性で体を強くあたためる性質があることから温活スパイスの代表的な存在です。クミンのもつ「散寒止痛」の働きは腹部周辺を温めて冷えによる胃痛、月経不順、淋証を改善します。また辛味の発散力で気を巡らし「健胃」に働き消化を促進します。
クミンシードとクミンパウダーの使い方
クミンシード(種子)と呼ばれますが植物上は果実です。小舟のような細長い形をしており、油でじっくりと炒めると香りが引き立ちカレーやスープ、炒め物の香りづけに使われます。
クミンパウダーは、クミンシードを挽いて粉末状にしたもので料理に使いやすい特徴があります。