脂も毒も水もスッキリ流す!クレソンのデトックス効果
ヨーロッパが原産のクレソンは、中国では「西洋菜干」と呼ばれ、干したクレソンをスープに加えて調理します。日本では、洋食で知られるようになってから、生食で食べられるようになりました。
クレソンはデトックス野菜
クレソンの薬膳の効能は「微寒」で「清熱」。この清熱の働きは、体内の余分な熱、水を取り除くのに役立つためデトックス野菜として用いられます。肺に作用すれば咳を止め、胃に作用すれば消化を促し、肝に作用すればイライラなどを鎮静化させ、血に作用すれば、巡りを良くし、老廃物の排出を促します。
脂っこい食事の後や、口の中がベタつくと感じたときには、クレソンを添えてみると爽快感が広がるため、クレソンは頼れる薬膳のデトックス野菜です。
クレソンの辛味のはたらき
クレソンの和名は「水田芥子(ミズタガラシ)」。その名の通り、湿地帯や水辺に生い茂るこの植物は、ピリッとした辛味が特徴です。実はこの辛味成分は、動物性脂肪の消化を助ける優れた働きを持っています。そのため、分厚いステーキやこってりとした料理の付け合わせとして重宝されています。
食べ過ぎや飲みすぎ、体がだるく感じるときには、クレソンを取り入れるのが賢い選択です。シンプルにサラダで、あるいは肉料理の付け合わせとして食べれば、クレソンの爽やかな香りと辛味や、身体の中をスッキリと整えてくれます。