1.温める

丁子 /丁香(チョウジ/チョウコウ・クローブ)

分類
フトモモ科フトモモ属

インドや中国では古くから殺菌、消毒に使われ正倉院にも保管されています。生薬名は丁香(チョウコウ)と呼び開花前の花蕾を乾燥したもので特有の香りがあります。温性で冷え、胃痙攣の痛みがある人に適します。お腹を温めることで嘔吐やしゃっくりを止め、腎の機能を高め体を温める機能を回復させます。

【冬の養生】体を温めて腎の養生が基本
クローブは腎に働きかけ性質が温性なので冬の養生によい食材です。

中医営養学

期待される効能
辛/温
性味
脾、胃、腎
帰経
温腎助陽、温中降逆
効能
冷えによる腹痛、腰痛、止痛、口臭
適応

本草綱目

丁香:辛/温 温脾胃 止霍乱

丁子と鬱金

古文献によると丁子と鬱金(ウコン)は相性が悪く同時に使わないように注意しましょうと記載されています。

東インドネシア原産で常用樹の花蕾を未熟なうちに収穫し乾燥させて用います。
cloveはフランス語でクギを意味し、日本では丁字とも呼ばれます。