大豆と納豆の違い!薬膳効能・栄養効果の違いとおすすめの食べ方
大豆と納豆はどちらも高い栄養価を誇る食品ですが、発酵過程を経て作られる納豆には大豆にはない効能が加わります。
蒸した大豆にナットウ菌を加え発酵させと大豆よりビタミン類を多く含み、特にビタミンB群は皮膚、髪、爪を丈夫にするほか、代謝を促し疲労の回復を助け、肌荒れにも効果があります。
発酵すると胃腸に優しくなる
大豆と納豆は、どちらも消化機能を高める「健脾」の働きがあります。
しかしナットウ菌により大豆のタンパク質が消化しやすくなっているため、脾胃虚弱(消化機能が弱い)の人が、気を補い体調をととのえるためには納豆の方が優れています。
発酵すると血を巡らせる力がアップする
発酵の過程で納豆は「温性」の食品になるため体を温める効果が高くなります。さらに血の巡りをよくする「活血」の働きが加わって血の巡りを促進させます。
これはナットウ菌により作られる納豆キナーゼが血栓を溶かして除く作用のことを示しているようです。肩こり、冷え性、関節痛の悩みがある人は納豆をおすすめです。
大豆と納豆の効能は似ていますが、目的に合わせて使い分けることで、より効果的に健康をサポートできるでしょう。