体を温める薬膳茶を作るときは紅茶を使う
世界で紅茶を有名にしたのはイギリスと知られていますが、発祥は中国で宋の時代(紀元前1000年頃)には製造方法は出来ていました。その後、イギリスの東インド会社がインドのアッサム地方で紅茶の栽培を始めアッサム紅茶が生産されるようになりました。
紅茶の薬膳効能
紅茶は摘み取った茶葉と芽を乾燥させ揉みこみ完全発酵させ乾燥させた茶葉をつかいます。緑茶や烏龍茶は涼の性質ですが、完全発酵の紅茶は温性になります。これは、発酵度合が低いと身体を冷やし、高くなると身体を温める作用が強まるからです。
紅茶の薬膳効能は体を温め、利尿作用も強く、また心に働きかけるため精神に鎮静をもたらます。
王道の薬膳紅茶「シナモンティー」
薬膳の考え方は、飲む人の体質や目的が明確であれば、それを薬膳茶とよびます。
例えば紅茶にシナモンを加えれば、シナモンの強く温める作用と血行促進の働きがプラスされ冷えに悩む人に適した薬膳紅茶ができます。甘味に黒砂糖を使えば、さらに温めて血行を促ながすため、冷えが原因の肩こりや月経痛をやわらげる薬膳紅茶になります。