5.潤す

青梅(アオウメ)

薬膳効能
食欲増進、抗菌、収斂

梅は酸っぱいから効果がある

青梅は未成熟な梅の果実。梅は中国原産で古くは塩漬けにした果実を酸味調味料として用いてきました。日本には奈良時代に伝来し、観賞用の花梅の品種は300 種、果実の梅は100 種類余りあると言われています。

青梅は核に含まれるアミグダリンによって中毒症状を起こすことで知られていますが、梅酒や梅干しなどに加工して酵素の働きを止めれば毒性は軽減されます。

胃腸炎の改善

代表的な食べ方として胃腸炎の場合には青梅膏を作り毎日、少量ずつ食べるとよいとされています。
作り方は青梅の種を取り出し潰して汁を除いた後弱火で煮詰めます。毎日、少量を食前に服用。

食中毒の予防に

夏季におこりやすい食中毒を予防するには、青梅をお酒に漬け込んで、毎日少量飲むと良いです。

梅酒の作り方
【材料】
・青梅:1㎏
・氷砂糖:600〜1000g
・ホワイトリカー(35度):1.8L
【作り方】
1)瓶に梅、氷砂糖を交互に入れて最後にホワイトリカーを入れる
2)蓋をして冷暗所で3ヶ月寝かしたら出来上がりです

中医営養学

バラ科サクラ属
酸渋/平
性味
肝、脾、肺、大腸
帰経
生津止渇、解毒、斂肺渋腸
効能
口渇、咳、多汗、下痢、疲労
適応

本草綱目

白梅:酸鹹/平 治中風 驚癇 喉痺。治寫痢煩渇。

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