6.補う

牛肉(ギュウニク)

分類
ウシ科ウシ属

牛肉はスタミナ食で筋力をつけ腰を丈夫にします。また胃腸を補い弱った胃腸の機能を高めて気力をつけてくれます。

牛の脂肪

甘味で温める性質でやや微毒とされています。食べすぎると皮膚の炎症や潜伏している病をなどを誘発しやすいので気をつけましょう。
また「食積痰湿」の人は老廃物がたまりやすいので控えめに。

中医営養学

期待される効果
甘/平
性味
脾、胃
帰経
補脾益胃、益気血、強筋骨
効能
気血両虚、疲労、体力低下、足腰衰え
適応

牛の部位別

ミノ(第1胃)、ハチノス(第2胃)、センマイ(第3胃)、ギアラ・アカセンマイ(第4胃)のこと。適応:脾胃虚弱、疲労
甘/温、脾胃、健脾益胃、助消化

肝臓

カンピロバクターを保有していることがあるので生食はしない。肝は有害物資が集まりやすいので過食はさける。適応:肝血虚、目のかすみ
甘/平、肝脾、補血養肝、善明目、解酒労

血液

韓国料理に牛の血の塊のスープ「ソンジクッ」がある
鹹/平、肝腎脾胃、補脾、養血理血、解毒利腸

仙台の料理屋が牛タン料理を考案したと言われる。適応:小便不利、むくみ
甘/寒、心肝、清熱利水、明目袪瘀

腎臓

ソラマメの形に似ているのでマメとも呼ばれ独特の匂いがある。適応:腎精不足、インポテンツ
鹹/平、腎、補腎益精

髄(ズイ)

関節、骨スープからも髄液は摂取できる。
甘/温、肺腎、補腎、潤肺

筋(スジ)

コラーゲンが豊富で煮込むと柔らかくなる。適応:足腰衰え、肌あれ
甘鹹/温、肝、補肝強筋、益気力、涼血