3.調える

赤葡萄酒(アカワイン)

薬膳効果
腰部を温め顔色を良くする

体を温める補陽の働き

赤ワインは赤いまたは紫色の葡萄の果肉、果皮、種子ともにアルコール発酵させてつくるお酒です。白ワインより渋味の成分であるタンニンを多く含み長期保存が可能で肉料理にあいます。
赤ワインは体を温める陽気を補う働きがあるので冷え性の方にはおすすめのお酒です。また気血を巡らせるのでリラックス効果も得ることができます。

赤ワインを飲むと頭痛がおこる?

赤ワインは飲む人の体質をワインの銘柄との違いにより頭痛をおこすことがあります。原因はチアミンやヒスタミンの多さにあるといわれています。
ワインにはチロシンと呼ばれるアミノ酸が含まれています。これが体内でチアミンに変換され、血管を拡張させる作用があるとされているため頭痛や片頭痛を引き起こす可能性があります。またチアミンはノルアドレナリンの分泌を促進して心拍数を上げるので、体質的にあわない人の飲用は注意が必要です。

中医営養学

葡萄を発酵させた酒
酸甘渋辛/温
性味
心、肝、脾
帰経
理気安神、補陽、疏肝解鬱
効能
ストレス、ため息
適応

本草綱目

甘辛/熱 微毒
暖腰腎、耐寒、駐顔

暖腰腎
腎をあたため、腰痛を収める

耐寒
寒さに耐える力をつける

駐顔
顔色の衰えや老化を予防する

東方栄養新書

甘辛渋/熱 暖腰腎、耐寒、駐顔、耐寒
抗酸化、老化予防(ポリフェノールは白の約5倍以上)貧血予防、血行促進