イライラ・不眠を整える香り野菜【美肌にも効く食べ方】
春菊の原産は地中海沿岸。ヨーロッパやアメリカでは、もともと観賞用の植物として扱われていました。それが中国に伝わると食用として改良され、唐代の医書「千金方」にも記載され、古くから身体と心を整える野菜として親しまれてきました。
日本では、和え物や鍋料理の青味として欠かせない存在。独特の香りが料理に奥行きを与えると同時に、その香りは春特有のイライラや不眠をやわらげる力が秘められています。
春菊の薬膳効果|イライラ・不眠・自律神経に
薬膳において春菊は、肝と肺に働きかける食材。春は「肝」が乱れやすい季節のため、その影響で、次のような不調が起こりやすくなります。
イライラしやすい、気分の浮き沈み、眠りが浅い(不眠)、めまい、春菊は肝の機能を調整し、これらをやさしく鎮めながら気の巡りを整えます。
さらに特徴的なのが香り。春菊に含まれる香り成分には、自律神経を整える作用があります。
・ 気持ちを落ち着かせる
・ 緊張をゆるめる
・ ストレスによる不調を軽減
まさに“食べるアロマのような存在です。
春菊は美肌にも効く|βカロテンと油の関係
春菊は、ほうれん草よりもβカロテンが豊富な緑黄色野菜です。βカロテンは体内でビタミンAに変わり、肌の潤いを保つ、粘膜を守る、老化を防ぐといった美容効果が期待できます。
ただし、βカロテンは脂溶性。油と一緒に摂ることで吸収率がぐっと高まります。
そのため、すき焼きのような料理に春菊を使うのは理にかなっています。
✔ 肉の脂で栄養吸収アップ
✔ 香りで肉の臭みを消す
✔ 美肌効果を高める
まさに、昔ながらの知恵が詰まった組み合わせです。

