黒豆の薬膳効果|腎を補い血を整える黒い食材。若々しさを守る黒豆の効能
黒豆は薬膳では、血の巡りを整える「活血化瘀(かっけつかお)」の働きをもつ食材。活血化瘀とは、体の中で滞りがちな血の流れやドロドロ部分を改善し巡りを良くする作用のことです。
さらに黒豆は、血だけでなく体を潤す「津液(しんえき)」の巡りも整えるため、薬膳では黒豆は体の陰液(血や体液)の流れを調える食材と考えられています。
腎を助ける黒豆の利水益腎の働き
黒豆には「利水益腎(りすいえきじん)」の働きがあります。利水とは体内の余分な水分を排出する働き、益腎とは腎の働きを助ける作用のことです。
腎は薬膳において、生命力の源ともいわれる重要な臓腑です。成長、老化、ホルモンバランス、体力などとも深く関係しています。
黒豆のような黒い食材は、この腎の働きを補うと考えられており、体のエネルギーの基盤を整える食材として古くから親しまれてきました。むくみが気になる人や、下半身の衰えを感じる人にとって、黒豆は日常的に取り入れたい薬膳食材のひとつです。
薬膳で黒は「腎」の色|黒豆は若々しさを守る
薬膳では、五行思想の考え方から黒は「腎」の色とされています。そのため黒い食材は腎の働きを補うと考えられています。
腎には「精(せい)」という生命エネルギーが蓄えられ、この精が十分に満たされていると人は元気で若々しくいられると考えられています。つまり腎をいたわることは、健康や若々しさを保つための大切な養生。
黒豆はお正月の定番料理ですが、お酒の飲みすぎ、食べすぎによりむくみには利尿作用が働きます。
また少量の黒豆ともち米のお粥を食べると胎児を安定させ流産予防になると古来より伝えられています。「元気に働けるように」「まめに暮らせるように」という願いとともに、体を養う食材として大切にされてきたからなのかもしれません。
「精」が十分であれば若々しくいられるので、腎の働きを助ける黒豆は精力がついて、老化を緩やかにする良いことづくめの食材です。
*女性ホルモンに似た働きをするイソフラボンは大豆より多い

