喉の渇きを止めるレモン
レモンは「生津止渇」の働きで、潤いを生み、渇きを止めます。また唾液の分泌を促して胃腸の働きを増進させます。ただしレモンは酸味が強いため胃腸の弱い人にはむいていないため控えめに。
酸味のはたらき「収斂」
レモンにはクエン酸が豊富に含まれており、とても酸味が強い果実です。この酸味は収斂(ひきしめる)の働きがあり、多汗、嘔吐、つわりなどがあるとき食べると収斂作用で症状を緩和してくれます。
またクエン酸は乳酸の蓄積を抑えてくれるため筋肉の疲労回復にも働きます。
レモンの果皮は気を巡らせる
レモンの皮は枸櫞皮(くえんひ)と呼びます。レモンの爽やかな香りは果皮に多く含まれており、気を促進させる「理気」の働きがあります。皮を使うときにはワックスがないものを選んでください。