豆腐の薬膳効果|美容・産後ケア・子どもの成長を支える毎日の健康食
冷蔵庫を開けると、たいてい入っている豆腐。味噌汁に入れてもよし、煮物にしてもよし。やわらかく、どんな料理にもなじむ豆腐は、日本の食卓に欠かせない存在です。豆腐は植物由来の大豆から作られる食品で、東アジアや東南アジアで古くから食されてきました。
豆腐は薬膳の世界では体をやさしく整える食べ物で、胃腸をいたわりながら体力を支え、産後の回復や子どもの成長にも役立つ食材と考えられてきました。
毎日の食事で無理なく取り入れられる豆腐。その薬膳の働きと、家族の健康に役立つ理由を見ていきましょう。
豆腐は浄血美容食品
大豆は平性ですが豆腐になると寒涼性になるため、余分な熱をさまし臓腑を潤します。口や体内の渇きを感じた時に豆腐はそのまま手軽に食べられるのでおすすめです。
また大豆から豆腐に加工する過程でタンパク質が吸収されやすい形になるため、大豆の栄養素が消化吸収しやすい食品となり、豆腐は薬膳で浄血美容食品と呼ばれることがあります。
これは、体の巡りを整えながら潤いを補う働きがあるためです。体を内側から整えることで、肌の乾燥、体のほてり、疲れやすさなどをやわらげ、健康と美容の両方を支える食材と考えられています。
産後の回復を助ける豆腐|母乳不足にも
豆腐は母乳の出をよくする通乳の働きがあります。『中国薬学書』による母乳不足の改善には、豆腐 20g に対し、黒砂糖 100g を加えて加熱し、黒砂糖が溶けたころに米酒 50g を加えて食べるとよいとされています。
出産後の体は、出血や体力の消耗によって気血不足になりやすい状態です。そのため産後は、消化がよく栄養価の高い食事が大切になります。また胃腸に負担が少ないため、産後の食事にも取り入れやすい食材です。
子どもの成長を支える豆腐の栄養
豆腐は、子どもの食事にも取り入れやすい食材です。大豆由来の良質なたんぱく質は、筋肉や骨の成長、体力づくり、体の発育に欠かせない栄養素です。
やわらかく消化がよい豆腐は離乳食にも使いやすく、家族みんなで食べられる栄養食といえるでしょう。
豆腐のしぼり汁
豆腐の絞り汁とは、豆腐を圧縮する時に出る薄く白濁した水分を指し「豆腐泔水」と呼びます。
涼性で清熱寫下、通利二便の働きがあります。
