生理痛を和らげる食べ物、飲み物「冷え性編」

薬膳でアプローチする冷えによる生理痛の緩和

女性特有の不調を薬膳でアプローチする生理痛への処方箋。
日ごろの食養生で生理痛は緩和することが可能です。自分のからだの変化と向き合い生理痛の原因を知り薬膳の養生ケア・フェムケアで改善してみましょう。

薬膳で考える生理痛4つのタイプ
1.ストレス
2.冷え
3.血のめぐりが悪い
4.虚弱タイプ

今回は冷えによる生理痛の緩和方法です。

冷えタイプの生理痛の特徴

冷えると身体が縮こまるように、寒さは組織を収縮させます。
腹部が冷えると経血の運行が阻害され、子宮が収縮するような痛みがあらわれます。

【生理の特徴】
・冷えを感じると痛みが強くなる
・ギュッと絞るような痛み
・経血は黒ずんでいる
・腹部や腰を温めると痛みが和らぐ
・生理中は下痢になる



冷えない身体をつくる

そもそも冷えの正体とはなんでしょうか?
日ごろから冷えが気になる人は、寒さの邪気「寒邪(かんじゃ)」を受けやすい状態にあります。

寒邪はカラダを温める陽気(ようき)を容赦なく傷つけます。寒邪が勝り陽気が弱くなると、寒い、手足が冷たいなどの症状があらわれます。その状態が長く続くと温めるチカラが弱い体質になり冷え性になります。

冷えタイプ
・情緒はやや不安定、内向的
・手足がひえる
・便がやわらかい
・尿の色がうすい
・寒さを感じるとトイレが頻繁

思い当たる部分があれば、特に生理前は体を温める、生理後は血のもとになる食材を意識的にとりましょう。そして冷えるような服装、南国フルーツ、生野菜は控えめに。

温める力を強めて生理痛を緩和しよう

陽気をサポートする食材でカラダを温める力を養いましょう。

表面に寒さを感じたら

ブルっと寒さを感じたら、カゼの初期症状に使われる香味野菜で寒さの邪気を散らしましょう。
生姜、ネギ、シソ

全体に寒さを感じたら

陽を補いサポートしてカラダの中から温まるチカラを高めましょう。
エビ、ニラ、唐辛子、胡椒

スパイス活用の薬膳茶

いつものお茶にスパイスをブレンドするだけで温まる薬膳茶になります。
シナモン、クローブ、生姜、黒砂糖

100%オーガニックの糸島産シナモンティー
シナモンリーフとジンジャーの優しい味わいのブレンドティー。ノンカフェインなのが嬉しいです

三種の人参が入った滋養のお酒
お酒は体をポカポカあたためてくれます。乾燥高麗人参、蒸し高麗人参、エゾウコギにマカや霊芝など12種はいっているので陽気をたっぷり補えます。

古典では冷え性の人は、春と夏に「陽を養う」と良いとされています。春と夏は太陽の光をよく浴びることも大切です。一日では午前中を活動的に過ごしましょう。

◎フェムケアとは「Feminine(女性の)」と「ケア(Care)」をかけあわせた用語のことです

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