脾の働きを高め消化を促進する
オクラはアフリカ北東部が原産でエジプトでは古くから栽培され、幕末期に日本に伝来してきました。茹でたり、焼いたり、炒めたり、あえたりと手軽に使える野菜です。
薬膳の効能は脾の調子を調える「健脾」と消化を促す「消食」の働きがあります。6〜9月に旬を迎えるので暑さによる食欲の低下、お腹にガスがたまるなどを感じたら食べるとよいでしょう。
また潤いを与える性質があることから便が固い時に食べると便を出やすくしてくれます。
オクラのネバネバ、乾燥便秘への効果
独特なネバネバでヌルッとしているオクラには、乾燥している腸に潤いをあたえることで便の通りを良くする「潤腸通便」の働きがあります。かなり頑固な便秘にはモズクやメカブに混ぜてパワフルなネバネバ食にして食べるとよいでしょう。
便が硬くスッキリ出ない時、年齢とともに肌も乾燥するなど、潤い不足によるコロコロ便や乾燥便秘にはとても有効です。