2.冷ます

アルファルファ・ムラサキウマゴヤシ

薬膳効果
湿熱、便秘

湿熱体質を改善するデトックス野菜

細く柔らかくシャキシャキした食感のアルファルファは、マメ科ウマゴヤシ属の多年草で、ムラサキウマゴヤシ、糸もやしと呼ばれ、中央アジアや地中海地域では古代から栽培されていました。

アルファルファの薬膳効能

薬膳の効能は湿熱による、目赤、酒毒、食欲不振、むくみ、便秘などの症状があるときに、清熱と寫下の働きで湿熱を体外へ排出し、体をスッキリさせる効能があります。

アルファルファは主に家畜の飼料として知られている植物でしたが、人の食事にも利用され、水洗いをすれば、そのまま生食することができるので、サラダ、サンドイッチ、スープに入れたりと使い勝手の良い野菜です。

湿熱になる原因はなんでしょう?

一般的に湿熱の概念は解りにくいとはいわれますが、体内で過剰な湿邪(不要な水)と熱邪(不要な熱)が結合したもので、気血のめぐりを邪魔して様々な不調を引き起こしてしまうのが湿熱の邪気です。
この湿熱が溜まりすぎると、糖尿病、高脂血症、高血圧症、慢性関節リウマチ、動脈硬化症、脳卒中、重大な病気につながりやすい体質になるので注意が必要です。

湿熱の原因

湿熱は脂っこいもの、カロリーの高い物の食べすぎ、お酒の飲み過ぎなどが主な原因です。また胃腸虚弱などで排出する力が弱い人も湿熱がこもりやすくなります。

中医営養学

マメ科ニセウマゴヤシ
苦甘/涼
性味
脾、胃、大腸
帰経
清熱利湿、寫下
効能
脾胃湿熱、目赤、便秘
適応

アルファルファ薬膳レシピ

湿熱がこもりやすい時の薬膳レシピ

糸のように細く柔らかく水々しい食感が特徴のアルファルファは、他の野菜やフルーツと一緒に混ぜたサラダなどで手軽に食べられます。生食用は、播種後の3~7日後の幼苗がアルファルファ・スプラウトとして食されます。

サラダにする

湿熱や熱のデトックスなら除湿効果のあるサラダはいかがでしょうか。
緑豆もやし、海藻類を加え、気の巡りをよくする柑橘系のドレッシングで味付けすれば、湿熱体質を改善するサラダになります。また湿気の多い時期や梅雨の時にもおすすめです。

肉料理に添える

湿熱体質なのに肉料理が大好きな人は、アルファルファを添えて一緒に食べるとよいでしょう。