心身をクールダウンへ導く果実の女王
マンゴーはインド、マレーシアが原産で、中国には唐代にインドから招来したと伝えられています。本格的に栽培されたのは明代に東南アジアから台湾に導入され台湾マンゴーとして有名になりました。日本には明治時代に伝えられましたが、1970年代になってから沖縄、鹿児島、宮崎などで本格的に栽培をはじめました。
マンゴーの品種は1000種以上ありますが、特に糖度の高い「アップルマンゴー」が人気です。薬膳の効能は、体の熱をとりのぞき、喉や身体の渇きを癒やします。
暑熱、利尿、イライラを解消
暖かな地域で育つ果物は、熱を収め、喉の渇きを解消する働きのある果実が多くあります。マンゴーの性質も涼性で、気を降ろし暑熱を収め、利尿を促しながら心身の熱をとる働きをします。
精神的にイライラや胸に熱感を感じるときも南国フルーツのマンゴーはおすすめです。
美肌も期待できる
マンゴーは熟し色が濃くなるほどにβカロテンが増えます。またビタミンCや抗酸化作用のある成分が含まれており美肌効果も期待できます。