薬膳の勉強って何からはじめれば良いのかな?
薬膳とはどのようなものなのでしょうか?
薬膳は体調不良にならないように、あるいは体調不良が病気にすすまないように、食の力で正常に戻す知恵の塊です。
薬膳を知ると健康と美容に役立つ知識が身について、メディアから流れる健康法にまどわされなくなります。また東洋独特の考え方があり、心と体をわけないアプローチ法のため精神の安定も保てるようになります。
では、ゼロから薬膳を学びたい時、どのような方法があるのでしょうか。
薬膳に触れる最初のステップ「独学編」
インターネットの検索を利用しよう!
検索ワードをフル活用
例えば「薬膳レシピ」と検索するだけで、たくさんのレシピが見つかり、どのようなテーマで作られているかの情報も得ることができます。
症状別のレシピを知りたい時は「薬膳 冷え性」と症状を入力。季節のレシピを知りたい時は「秋の薬膳」と季節を入力。
さらに「薬膳効能 人参」と食材名で検索すると、現代栄養学とは違う、漢方と同じ考え方で書かれた食材の効能も知ることができます。
「体が求める食材」「控えめにする食材」を知る
検索すると知識は増えますが、薬膳って体によさそうだけど、目的、ゴールなどがふんわりしててわからない。という状況が生じてきます。
その時には「体が求める食材」「控えめにする食材」を意識した食事をしてセルフモニタリングをしてみましょう。
例えば、食べすぎた時は、停滞したものを除く働きをする「消食」の食材から選んだり、身体が冷える時は温める働きのある「温中、散寒」の食材から選んだりします。
薬膳STOCKのサイトを活用しながら食材を選んで、なんか調子がいいなと感じたら続けてみる。次にもっと薬膳の考え方を取り入れる。これが薬膳を独学で学ぶ最初のステップだと思います。
人との交流が好きな人は薬膳教室へ
薬膳を基礎から学びたい人は教室で学んだ方が体系的に学習ができます。お教室を選ぶポイントは薬膳の料理教室なのか、薬膳の理論と料理がセットになっている方が良いのかをあらかじめ決めておいた方が良いです。
料理中心の教室
薬膳の料理教室はワンレッスン単位で参加できるものが多く、テーマにあわせた料理と薬膳の考え方を習得することができます。
テーマは症状別、季節別などの様々なテーマがあるので、興味のあるテーマを行っている教室を選ぶと楽しく通えることができるでしょう。
薬膳教室「理論と料理」
薬膳の一般的な学びのステップは基本の理論を覚えます。例えば「陰陽論」「五行論」などを理解して、食べる人に対応した食材で献立を考えます。だからこそ最初に正しい知識を身につけることが大切ですが、この部分は自分で勉強するのはなかなか困難です。
初級、中級、上級などのゴール設定がありますので、自分の目標にあうかなど教室のカリュキュラムや期間、費用などを確認してから選ぶとよいでしょう。
コスパが良いのはオンラインの学習法
時間や場所に縛られず、費用は安く抑えたい人は、効率のよいオンライン薬膳を利用するのがよいでしょう。
コロナ蔓延により、オンライン授業が推進され薬膳を学ぶ環境や充実した薬膳教材が速いスピードで整っています。
オンライン式・ライブ薬膳(同時配信授業)
講師、学ぶ人のどちらもリアルタイムで授業を行います。基本的にはZoomやSkypeなどを用いて、画面をとおして学ぶライブ授業です。
好きな場所で対面授業に近い授業を受けられます。
オンライン式・オンデマンド薬膳(動画配信)
リアルタイムの授業ではないので、自分でオンデマンドサービスにアクセスして、好きなときに動画、音声、文書で勉強できます。
視聴可能期間が設定されているので、期間内は繰り返し学ぶことができます。
薬膳は「知識のインプット」→「知識のアウトプット」→「フィートバック」を行うのが大切で、これを何度も繰り返すことで定着します。オンデマンド式はこれらを可能にします。
オンラインは「時間の有効用」「費用が安い」「反復できる」などのメリットが大きいでしょう。
自分にあうスタイルを!
はじめはネット検索で、少しずつ得た知識を日常に取り入れていくことで、食材の効能を知ることができます。新しい知識はぐんぐん吸収していきますし、なによりもネット環境があれば費用はかからず薬膳を体験できます。
その次に薬膳をしっかりと学びたいと思ったら、自分のゴールはどこまでなのかを設定し、ライフスタイルにあう学習法を選択するとよいでしょう。