3.調える

洋甘菊(カモミール・カミツレ)

薬膳効能
精神安定、咽頭痛

熱邪の毒を鎮静化させるハーブ

白く可憐な花を咲かせ甘い香りが特徴的で、ハーブティーやアロマセラピーではもっともポピュラーな花です。神経性ストレスからくるイライラ、食欲不振、不眠などに働き、心の安定をもたらしてくれます。

喉の痛みのハーブティーに最適

カモミールは「発汗解熱」の働きがあるため、熱邪による感冒の初期におこる微熱、頭痛、咽頭痛を鎮静させます。また胃炎や口内炎や扁桃腺のうがい薬にもなります。

ヨーロッパでは歴史ある民間薬

カモ ミールはキク科シカギク属 「コジカギク」 の近縁種でヨーロッパから西アジアに分布しヨーロッパでは民間薬として古くから用いられてきました。生薬としての歴史は新しく『四川中薬誌』 にその効能が初出しました。

中医営養学

キク科シカギク属
辛微苦/涼
性味
肝肺脾
帰経
除煩鎮静、発汗解熱、安胎
効能
風感感冒、精神不安、不眠、イライラ
適応

新華本草綱要

洋甘菊:花或全草 甘/平 有駆風解表的効能。用途感冒、風湿疼痛
花 有消炎

大地のリンゴ

名前の由来は、その香りがリンゴに似ているため「大地のリンゴ」という意味のギリシャ語から来ています。ハーブティーに使われるのは優しい香りのジャーマンカモミールで、ローマンカモミールは芳香が高く園芸用に使われます。

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