薬膳効果
腰部を温め顔色を良くする

身体を潤す滋陰の働き

白ワインは緑色や黄色い葡萄の果実で発酵させてつくるお酒です。血流をよくしてお腹の中心を温めながら「安神」の働きでリラックス効果を得ることができます。
また身体や肌を潤す滋陰の働きがあるので体質的に乾燥に悩むなら白ワインがおすすめです。

白ワインは補陰で肌を潤し、赤ワインは補陽で温力を増す

白ワインと赤ワインの薬膳で特徴的な違いはいくつかあります。
白ワインは辛味と酸味のバランスがよく身体や肌を潤す滋陰の働きがあり陰を補います。一方、赤ワインは酸味と甘味に渋さが加わり、身体をよく温める補陽の働きがあり陽を補います。

一般的には白ワインは製造過程で果皮や種子を取り除くため赤ワインよりも淡白で軽い色合いとなります。赤ワインは果皮と種子と一緒に果汁を使用するため色素やタンニンが豊富に含まれます。

中医営養学

葡萄を単純発酵させた酒
辛酸甘/温
性味
心、肝、脾、肺
帰経
健脾理気、滋陰、安神
効能
ストレス、ため息
適応

本草綱目

甘辛/熱 微毒
暖腰腎、耐寒、駐顔

暖腰腎
腎をあたため、腰痛を収める

耐寒
寒さに耐える力をつける

駐顔
顔色の衰えや老化を予防する

飲膳正要

葡萄酒:益気調中、耐飢、強志