3.調える

珈琲(コーヒー)

分類
アカネ科コーヒーノキ属

精神を活発にして気分を高める作用があります。胃の弱い人はミルクと一緒にのむと胃への刺激が緩和されます。原産はアフリカのエチオピア地域で、ヨーロッパ各地へは薬として伝えられていきました。

中医営養学

期待される効能
甘苦/温
性味
心、肺
帰経
養心安神、強心利尿、解酒毒
効能
眠気、精神不安、むくみ
適応

新華本草綱要

珈琲:果実 微苦渋/平 有興奮神経、強心健胃、利尿

メモ

真っ赤な果実はコーヒーチェリーと呼ばれ成熟には9ケ月ほどかかります。コーヒー豆となるのは種子の部分。
こーひ

原産国のエチオピアでは客人をもてなす伝統的な儀式コーヒーセレモニーがあります。
私もエチオピア大使館で体験させていただきました。生豆を洗い手作業でゆっくり焙煎するため、コーヒーが振る舞われるまで時間はかかりますが五感を存分に刺激してくれます。
珈琲セレモニー

・生豆をあらう
・乳香を焚く
・焙煎する
・焙煎豆の香りを楽しむ
・臼に入れて杵で砕く
・素焼きのポットで湯を沸かす
・砕いたコーヒーをポットに入れ煮出す
・一煎目は健康
・二煎目は愛
・一煎目は祝福