柑橘類の多くは気を正常にめぐらせ機能の停滞を解消する理気の作用があります。
金柑は肺、脾、肝に働きかけて気の滞りを促し、鬱々とした状態を改善し、ため息、胃もたれなどを解消します。
4.通す
金柑/金橘(キンカン)
- 分類
- ミカン科キンカン属
中医営養学
- 期待される効果
- 辛甘酸/温
- 性味
- 肺、脾、肝
- 帰経
- 行気解鬱、燥湿化痰、消食
- 効能
- 肝鬱、気滞、ため息、食欲不振
- 適応
本草綱目
金橘:酸甘/温 下気、快隔止渇、解醒辟臭
金柑の食べ方
完熟した金柑は生で食べることができます。
皮ごと食べる方が気をめぐらす効果を十分に受けとることができますが、まだ熟していない金柑は、酸味が強いので金柑ジャムや甘露煮にして食べるのがおすすめです。