ストレス解消や美肌効果の玫瑰花
中国名の「玫瑰花」は「ハマナス」を指します。中国では野ばらは古くから自生していましたが「はまなす」は明代の植物書『群芳譜』に初出し、この頃に日本へ伝えられたと考えられます。日本では庭園や海岸沿いに植栽されその美しい花と実を楽しむために栽培されています。玫瑰花はその美しさや効能から、庭園や美容、健康への利用だけでなく文化的な意味でも重要な存在です。
玫瑰花は気血をよく巡らせる
薬膳の効能は玫瑰花は気血をよく巡らせる「理気」と「活血」の働きがあります。主に上半身の痛み、乳房の脹痛、ゲップ、喉の違和感は気が促進することで解消し、月経痛は血の巡りを良くすることで痛みを緩和させます。
女性の美しさを磨く薔薇の開花エネルギー
生薬としての歴史は浅い玫瑰花ですが薬膳茶の花茶としては最も活用されています。夏に赤い花を咲かせる玫瑰花は花ひらく前の蕾を摘み取り、花の開花エネルギーと薔薇の優雅な香りを閉じ込めたバラ茶として用いられます。
玫瑰花の「解鬱」の働きはストレスを発散させリフレッシュをもたらします。また血行を促進させる「活血散瘀」の働きもあわせもつので気血が巡ることで美肌への効果も期待できます。
バラの香りはリラックス効果もありストレスや緊張を和らげる助けとなります。ウツウツ気分の時は一杯のバラ茶を飲むことでリフレッシュできるでしょう。