気血を流して痛みをとる
レモングラスは東南アジアに自生しレモンに似た芳香成分(シトラール)をもち、タイのトムヤムクンに使用される香草として知られています。
薬膳には「不通則痛(通じなければ即ち痛む)」の法則があり、気血が滞ると痛みが起こると考えられています。レモングラスは温める性質をもち気血の流れを良くし止痛に働きます。
上腹部の冷痛をおさめる
レモングラスの「温中止痛」の効能は、寒気による身痛、頭痛、そして心痛、胃痛、腹痛などの上腹部の冷痛をおさめます。レモングラスのハーブティーを常飲すると胃痛の改善にもなります。
月経周期をととのえる
経絡の気の流れをよくする「通絡」と、血のめぐりをよくする「活血」の働きで月経(生理)の周期をととのえます。月経不順のときは月経前にハーブティーとして飲むのがおすすめです。
*子宮収縮作用があるため妊婦は禁忌