4.通す

薬芹菜(セロリ)

分類
セリ科オランダミツバ属

涼性で気を降ろす働きがあるため、めまい、高血圧、熱証の人などにはとても良い野菜です。妊婦、冷え性で胃腸が弱い人が食べる時は、体を温める食材(例えば生姜など)と一緒に熱をとおしてから食べることをおすすめします。

セロリの香りでストレス症状を緩和

セロリをはじめとした香味野菜たちは「気の流れ」を整えることが得意です。ストレスが続くと気の流れが滞り体内に熱が生じます。熱は上に昇りやすい性質があるので、頭目にのぼるとめまい、頭痛、イライラがあらわれます。この症状を上手に収めてくれるのがセロリの熱を冷まし肝気をととのえる働きです。セロリの独特な香りは葉の部分に多く含まれるので余すところなく料理に使ってください。

中医営養学

期待される効果
甘辛微苦/涼
性味
肝、肺、胃
帰経
平肝清熱、袪風利湿
効能
めまい、目赤、ストレス
適応

中医飲食営養学

早芹(かんきん):甘苦/涼 入肝経 平肝清熱、利湿治淋。応用:高血圧