3.調える

蕎麦(ソバ)

薬膳効果
胃腸機能を高める

胃腸の機能を高め食欲を回復させる

蕎麦は痩せた土地でも育つことができ、その薬効はソバの花は貧血に、葉は出血や脳卒中に、茎は美肌にと古くから伝えられています。
料理としては古代中国では丸い穴をあけた器具から押し出して麵にする調理法があり、日本では奈良時代に凶作や災害を想定して備蓄する救荒食材として利用されました。

蕎麦の整腸作用

蕎麦には「開胃消積」の働きがあり、胃腸の機能を回復および活性化させて老廃物を外に排出させます。
また便を押し出すために必要な食物繊維が小麦粉よりも豊富に含まれているため整腸に働き、消化不良や便秘を解消させます。

蕎麦のデトックス作用

蕎麦は涼性で気を降ろす効能があるため、熱っぽい体質の人にはとても向いています。体にこもった余分な熱を収め体の老廃物を除き毒のあるものを排出するためデトックス作用が期待できます。

ただし胃腸が弱く冷えている人が食べると、気を損ない、消化不良をおこすことがあるため控えめにした方が良いでしょう。

中医営養学

タデ科オオムギ属
甘/涼
性味
脾、胃、大腸
帰経
開胃消積、下気利腸、止帯
効能
気滞証、膨満感、食欲不振、不眠
適応

本草

甘/平または寒 実腸胃、益気、降気貫腸

そば苗

蕎麦のスプラウト

そば苗とは蕎麦の芽で発芽した双葉が10cm程度に成長した「蕎麦の芽のスプラウト」があります。
参考として蕎麦葉の効能は以下の通りです。

蕎麦葉の薬膳効能

効能:利耳目、下気、止血、降圧、滑腸
主治:視力低下、耳鳴り、高血圧症

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