冬の薬膳その1「温める」

冬の悩み「冷え」

冬は寒さが厳しく乾燥しやすい季節。
寒さによる冷えは、手先や足先を冷たくし動きを鈍くさせたり、あるいは首、肩、腰などが冷えると痛みも発生したり、女性は生理痛もひどくなりがちです。
そんな症状が「ある!ある!」と思う時は、衣服や暖房だけではなく薬膳の食材の選び方を参考になさってください。

冷えの原因「寒邪」

冷えてしまう原因のひとつに寒邪があげられます。

寒邪の性質は
凝滞(ぎょうたい)
収引(しゅういん)

「凝滞」とは滞らせて通じさせない作用があります。これにより気血の循環が遅くなり温める力がおさえこまれ冷えがおこります。
「収引」とは収縮させて引きつらせる作用があります。これにより経絡、筋脈が引きつり痛みがおこります。

寒邪に負けてしまうと「凝滞」「収引」により冷えや痛みをひき起こします。

薬膳で身体を温める食生活を

邪気は正気(抵抗力)の虚しているところに侵入します。
薬膳では寒邪から身体を守る対策がいくつかありますが、まずは身体を温める「温裏(うんり)」「補陽(ほよう)」などの食材で寒邪の影響をうけない状態にします。

補陽にはたらく食材
エビ、ニラ

温裏にはたらく香辛料
シナモン、クローブ、コショウ

温める代表的な食材
ネギ、ニンニク、ショウガ

おすすめ調理法

基本はスープ、みそ汁、なべ料理など温かいまま食べる調理法がよいです。
そして温める力のある食材を薬味にして小まめに使う、香辛料をいつもより多めに加えるなどがおすすめです。

食べてみる。自分の体調の変化を感じる。そんな風に薬膳の智慧をとりいれてみてください。

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