冬の薬膳その3「秋冬養陰」

季節の養生法

日本は「春夏秋冬」の四季をしっかり感じることができ、自然の風景の彩りや変化を楽しませてくれます。
健康な時はその変化に身体は適応できますが、抵抗力や臓腑の機能が弱まると季節の変化に対応ができずに不調をまねくことがあります。そのため薬膳では季節や気候の変化によって負担がかかる臓や季節の邪気から守る食養生が一般的に知られています。

季節 長夏
対応する臓
邪気 風邪 暑邪 湿邪 燥邪 寒邪

春夏養陽、秋冬養陰とは?

季節の養生法に「春夏養陽、秋冬養陰」という考え方もあります。この養生法が適している人は、ある季節になると特有の症状に悩まされる人です。

例えば、秋冬になると特に冷えの症状に悩まされる人は夏から「陽」を補います。そして春夏になると、のぼせやすい、暑がり、イライラしやすい人は冬に「陰」を補います。

春を迎える頃にイライラ、のぼせる、気持ちが不安定になる人は、日ごろから陰が不足しがちなため冬に陰を増やしてはいかがでしょうか。
陰は身体を潤す働きがあるので、肌の潤いにもかかせません。また鍋料理と相性のよい食材が多くあります。

陰をふやす食材
牡蠣、帆立、イカ、蟹、鴨肉、卵

ただし陰を増やす食材は身体を冷やすものがあるため、温まる野菜(ニラ、ネギ)を加えたり、辛味のある香辛料、唐辛子、生姜、ニンニクなどをスープやタレに使うと辛味の散ずる作用で気血のめぐりもよくなります。

冬は蓄えることに適した時期です。潤いのもと「陰」を上手にとりこんでください。

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