夏の薬膳その1「心を守る」

夏は心が、気持ちが落ち着かない

夏は日射しが強く一年中で最も暑い季節。その暑さは人体に侵入すると色々な不調をおこす「暑邪」へと変化します。

夏になると気持ちが落ち着かない、ソワソワしてしまうなどの症状が「ある!ある!」と思う時は薬膳の食材の選び方を参考になさってください。

落ち着かない原因「暑邪」

夏の暑さは「火」に属し「心」に通じるため、「心」に負担がかかります。
そして落ちつかない原因のひとつに暑邪の性質「炎熱(えんねつ)」があげられます。炎と熱なので激しい性質なんだな。と言葉の印象からも受け取ることができます。

炎熱の性質
・炎熱は上昇する
・上半身に熱症状がおこりやすい

炎熱は上昇する性質を持つため、身体の上半身に熱症状がおこりやすくなり、発熱、顔が赤くなる、喉が渇く、そして心をかき乱せば、心煩して落ち着かないなどの症状を引き起こします。

心を守る「養心」の食材

心を守るには「養心(ようしん)」の食材で心の安定を保ちましょう

養心の食材
カカオ、ココナッツ、ウーロン茶、紅茶、コーヒー

いつも以上に時間と気持ちにゆとりを持って、水分補給とともにお茶の時間を楽しんでください。

カフェインが気になる時は
ココア杏仁茶はお砂糖不使用、そしてノンカフェインなので夜にチョコや甘いお菓子が欲しくなったときでも罪悪感なしのお茶です。

焦り、怒りなどの感情は、内側から「心」を痛めつけます。
夏は楽しく発散しつつ、心情はのんびり保ち焦らない、怒らないように過ごしましょう。




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