梅雨の薬膳その1「脾を守る」

梅雨になるとダルくなる

梅雨になると、どんよりする、体が重だるい、食欲不振、下痢、頭痛の症状が「ある!ある!」と思う時は薬膳の食材の選び方を参考になさってください。

梅雨は長雨がひたすら続き湿気が強くなりカビが生じやすくなります。この湿気がとても厄介で人体に侵入すると色々な不調をおこす「湿邪」へと変化します。
例えば皮膚にとりつき細菌が繁殖しやすい環境をつくって皮膚病を生じさせたり、傷をジュクジュクさせて治しづらくさせたり、口から入れば胃腸の病気をひき起こします。

梅雨だるの原因「湿邪」

身体がだるくなる原因のひとつに湿邪があげられます。

湿邪の性質は
・重濁(じゅうだく)
・粘滞(ねんたい)

「重濁」は体を重だるくさせます。そのため体が重だるくなったり、頭がどんよりしたりします。「粘滞」はネバネバして停滞させます。そのせいで気の巡りが停滞し、脾胃などの消化機能を停滞させ食欲不振をまねきます。

梅雨だる対策に「健脾の食材」

薬膳では湿邪から身体を守る対策がいくつかありますが、まずは「健脾(けんぴ)」の食材で「脾」を守って湿邪の影響をうけない状態にします。

五臓六腑のひとつ「脾」は運化(うんか)を受けもちます。具体的な役割は、飲食物を変化させ消化吸収し、エネルギー、栄養、水を必要なところに運ぶ働きをします。「脾」が健やかであれば、人体に侵入した湿邪はすぐに排出されますが、湿邪が優勢であれば消化吸収や水分代謝の邪魔をして食欲不振、身体の重だるさ、むくみを引き起こしてしまいます。
*運化(うんか)=「運」は運ぶ・「化」は変化させる

健脾の食材
山芋、長芋、人参、トウモロコシ、カボチャ、グリーンピース

グリンピース

おすすめ調理法

調理法は消化吸収がよいポタージュやスープがおすすめです。そして煮込む時には月桂樹の葉ローリエを加えると脾胃の機能をより高めてくれます。
お家にスープメーカー、ハンドブレンダーがある方は、ぜひ活躍させてください。

日本は海に囲まれているため、あらゆる方位から湿気が入り込みやすい環境にあるので、梅雨の時期は特に湿気に負けない体づくりは大切です。

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