痰を取り除き気の巡りを回復させて、咳を止め喘息を解消します。また腸に潤いを与えるため乾燥による便秘によい。平安時代の文献『本草和名』には「唐桃(からもも)」と記載され薬用杏仁としても使用されました。ただし有毒(シアン)を含有するので多様に用いらないように注意が必要。*黄耆、葛根と一緒に服用はしてはいけない。
杏仁は苦味のあるも北杏仁(苦杏仁)と苦味がなく甘味のある南杏(甜杏仁)の2種類がありますが、植物形態的な違いはありません。食品に使っているのは甜杏仁の方です。
痰を取り除き気の巡りを回復させて、咳を止め喘息を解消します。また腸に潤いを与えるため乾燥による便秘によい。平安時代の文献『本草和名』には「唐桃(からもも)」と記載され薬用杏仁としても使用されました。ただし有毒(シアン)を含有するので多様に用いらないように注意が必要。*黄耆、葛根と一緒に服用はしてはいけない。
杏仁は苦味のあるも北杏仁(苦杏仁)と苦味がなく甘味のある南杏(甜杏仁)の2種類がありますが、植物形態的な違いはありません。食品に使っているのは甜杏仁の方です。
杏核仁:甘苦/温 小毒。治咳逆上気。雷のごとくなるもの。
*モウコアンズの種子を蒙古人が鎮静剤や鎮咳剤として利用したのが薬用の始まりと言われている。
苦杏仁
小毒で苦降辛散の性質。肺経気分に入り苦味で降ろし咳をとめ邪実に効く。
甜杏仁
無毒で甘味の性質。虚労の咳をとめる。腸を滋陰する作用が高く杏仁豆腐、菓子に使われる。
イタリア生まれの「アマレット(Amaretto)」は香りがアーモンドに似ていますが杏仁を使用しているものが主流です。Amarettoとはイタリア語で「すこし苦いもの」。
杏仁をお酒に数年漬け込むと芳香の素晴らしいお酒ができます。
種子はとても固いので、仁(種子の核気)取り出すときは気を付けてください。