驚くべき美容効果!レンコンの食べ方とスキンケア
蓮の肥大した地下茎をレンコンまたはハスと呼びます。蓮は先史時代からユーラシア大陸に分布する植物でインドや中国で栽培されました。また蓮は生薬として様々な部位が利用されています。日本には奈良時代に仏教の観賞用の花として伝えられましたが、鎌倉時代から食用品種としてのハス、レンコンが栽培されました。
薬膳の効能は調理方法により効能が変わり、生食は清熱の効果が高く、加熱は胃腸を調え潤いを与えて肌を滑らかにするスキンケアに役立つ美容食材です。
出産で失われた津液を補充し潤いを与える
生食では体内にこもった熱を冷ます「清熱」の働きがあり、熱病による口や喉の渇きや乾燥をおさめたり、暑気あたりの解消するなど清熱効果に優れています。
また産後にも良いとされています。レンコンは血行を促進し出産で失われた津液を補充し潤いを与える効果があるため、適量を摂取すると良いとされています。
ただし産後は体を冷やす食材は避けることが一般的なので、薄切りにしたレンコンを使ったサラダなどに、温める性質の生姜やお酢、胡椒などを加えたドレッシングをかけて食べると良いでしょう。このようにすることで寒熱のバランスを整えることができます。
血を増やし五臓を調える
レンコンは熱を加えると胃腸を丈夫にし、血を増やし、五臓を調えてくれます。疲労、足腰の弱り、肌の乾燥が気になる時は熱を加えた調理がおすすめです。レンコンは適量ならどの体質にも害のない食材で体に必要な潤いを与えてくれる根菜です。