薬膳式!効果的なヨーグルトの食べ方「便秘、乾燥肌、肌荒れ」
ヨーグルトは牛や羊の乳を一度加熱してから人肌になるまで冷ましてから乳酸菌を加え発酵させてつくります。現代では乳酸菌の種類で腸活のためのヨーグルトを選ぶ傾向にあります。
一般的に乳酸菌は、腸内での消化や栄養吸収を促進し有害な微生物の増殖を抑制するなどの働きがあります。特定の種類の乳酸菌は、特定の効果(免疫系を支援、消化を助ける、痩せる)をより強く発揮する可能性があります。
臓腑が潤っていれば乾燥肌、便秘は改善する
ヨーグルトの主成分である牛乳も潤いを与える効能がありますが、乳酸菌によって発酵し消化吸収しやすくなったヨーグルトは、補陰、滋陰効果が牛乳より高い食品にうまれかわります。
さらに消化器系の粘膜を保護する働きも兼ね備えており、その結果、乾燥肌やほてり、便秘など、体の潤い不足に関連する症状が改善されます。
牛乳を飲むとお腹がゴロゴロする人でも、牛乳を発酵させる過程でゴロゴロの原因になる乳糖が分解されているのでヨーグルトは胃腸に負担をかけずに体に必要な潤いを与えてくれます。
体内乾燥がおさまると肌荒れも改善する
肌荒れの原因は様々ありますが、こもった熱の暴走が身体の潤いを奪うことで肌の乾燥をまねき、上半身のほてり、腸内まで乾燥すれば便秘になり肌荒れもおこります。
これは体の、陰(水)と陽(熱)のバランスが崩れたことによる症状で、陽の過剰な活性化あるいは陰の不足によって熱は暴走します。
ヨーグルトを食べることで潤いを補充し、熱の暴走が止まれば、便秘、皮膚の乾燥、乾燥による肌アレも改善されていきます。ヨーグルトは陰を補ってツルツル肌づくりに、欠かせない食べ物といえるでしょう。
ヨーグルトの効能「養陰」と「潤下」について
養陰の「養」は羊に食を与えて育てる意味があり、ヨーグルトの「養陰」の働きは、私たちの体に必要な陰液をじっくりと補充することを指します。
そして、「潤下」の「潤」とは、その名の通り、潤いを持たせることを意味します。水は下へ下へと流れていく性質があり、それが私たちの体にも潤いを与えることを象徴しています。