砂糖類の中で最も滋補作用あり
氷砂糖はサトウキビやテンサイを使い自然の成分をそのまま結晶化させた甘味料です。砂糖類の中で最も滋補作用があると言われ、補薬、補品を作る際によく使用されスッキリとした甘味でゆっくり溶けるという特徴があります。
秋の乾燥や咳に氷砂糖と梨のデザートシロップを
氷砂糖は温熱、湿熱の害がもっとも少ないと言われています。脾胃の気を補益する「補中益気」、肺を潤す「潤肺」の働きで、乾燥からまもり津液を生じさせます。
咳嗽、淡を伴う喘息、声のかすれがある時は、氷砂糖で梨をゆっくり煮たデザートがおすすめです。梨は生で食べると熱をおさめる清熱の効果が高いですが、煮ると身体の陰液を補う滋陰の効果が高くなります。
氷砂糖と梨のデザートシロップは乾燥から守る秋の薬膳、潤い肌をつくる薬膳で有名なデザートです。潤い不足で悩む時にもおすすめです。