7.除く

羅勒/目箒(バジル・メボウキ)

薬膳効能
食欲増進、湿を除く

爽やかな香りで風邪と湿邪を追い払うバジル

バジルはイタリア料理にはかかせないハーブで爽やかな香りはリラックス効果をもたらします。インド、熱帯、アジアが原産で、中国では野菜や生薬としても栽培され日本には薬として江戸時代に中国から伝来しました。
種子を眼病治療に用いたことから「めぼうき」の和名が名付けられました。

ゾクゾクするカゼにバジルティー

バジルは風寒感冒(ゾクゾクして汗をかかない)の初期症状、頭痛、悪寒の時にも有効です。バジルと生姜をブレンドしたバジルティーを飲むか、お料理に使っても良いでしょう。バジルと生姜の相乗効果で発汗を促し汗とともに邪気を追い払います。

食欲不振、胃部の不快感に

バジルのフレッシュで爽やかな香りは燥湿の働きがあるため芳香健胃薬としても有効です。温性で胃腸の消化を促進するとともに気血を巡らせ胃部の不快感、吐き気などをおさめます。

バジルシード

目箒(めぼうき)の名は、ゴマのように細かい種子(光明子=バジルシード)を目に入れると水分を吸い約30倍に膨れ目のゴミを払いとることから名づけられ実際に中国では目の治療に使われていました。

中医営養学

シソ科メボウキ属
辛甘/温
性味
肝、肺、脾、胃
帰経
疏風散寒、化湿健脾、活血解毒
効能
感冒、胃もたれ、頭痛、不眠、湿疹
適応

食療本草

羅勒 辛/温 微毒。
調中消食、悪気、水気、宜生食。療歯根爛瘡。

光明子(バジルシード)

『新華本草綱要』
若葉:可食又は茶 有駆風発汗、芳香健胃作用
光明子:甘辛/涼 有消炎明目的効能。用途:目赤腫痛

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