6.補う

小液果(ブルーベリー)

分類
ツツジ科スノキ属

ブルーベリーは肝と腎を補います。また血の巡りをよくする働きがあり、栄養を全身に巡らせてドライアイや眼精疲労の緩和に有用です。冷え性、むくみがちな人は控えめに。

美容にいい果物「ブルーベリー」

薬膳の考えでは「腎」は生命の源です。
腎に貯えられた精(エネルギー)が不足すると老化現象や不調があらわれはじめます。ブルーベリーは腎を養い、肝を養い、血のめぐりも促す働きがあるので気軽に食べられるエイジングケアな果実です。スマホ、PCを良く使う、過労が積み重なるときはブルーベリーを試してみてください。

中医営養学

期待される効果
甘酸/平
性味
肺、脾、腎
帰経
補肝腎、明目、活血
効能
血瘀証、目の疲れ、老化
適応

東京はブルーベリーの大産地

国産ブルーベリーの生産量のトップは意外にも東京都です。
50年ほど前に小平市で始まり「ブルーベリーの父」とも呼ばれた東京農工大学の故 岩垣駛夫(いわがきはやお)教授が、日本の気候に適したブルーベリーをアメリカから取り寄せたことからはじまったとされています。現在は八王子市、町田市、練馬区などでも盛んに生産されています。

ブルーベリーは果実が濃い青紫色に熟すことからブルーベリー(Blueberry)と呼ばれています。白色や淡紅色の小花を花房でつけ4月上旬から開花します。

ブルーベリー花

ブルーベリー花

生の果実は手摘みが一番です。ブルーベリーの木の高さは2mほどで下の方に実がたくさんつくため、小さな子でも十分にブルーベリー狩りを楽しむことができます。