健脾と養血の相乗効果
昔は日本では人参を「コラフク」と呼び、薬用の人参は「オタネニンジン」と呼び分けていました。人参は人を害することのない野菜と言われています。
人参で胃腸の働きをよくする
人参は「健脾」の働きで脾胃虚弱を助けて栄養を吸収しやすい体にととのえます。胃腸の働きを高め、気を促して食の滞りを解消します。消化不良、便秘、胸がつまる息苦しさがあるときにはおすすめの食材です。
人参で眼精疲労を緩和する
薬膳では目を使いすぎると血を消耗すると考えるため、眼精疲労の薬膳は「養血」の働きがある食材をえらびます。また食材から栄養を吸収するためには脾胃が健康であることが大切です。
人参には、血を増やす「養血」、脾胃をととのえる「健脾」の働きがあります。その相乗効果でパソコン、スマホをよく使う人の、疲れ目、かすみ目対策には毎日でも取りたい食材です。
人参の効果的な食べ方
胃腸が弱っている時は、皮つきのままやわらかく煮て、スープ、ポタージュの調理法が良いでしょう。
コツコツ続けると胃の不調、目の不調を改善してくれます。良い血が増えると栄養が行きわたるようになり、髪、爪、肌の状態がよくなり艶もでてきます。