カシューナッツは精がつく食べ物
カシューナッツの原産は中南米で栄養価が高く美容や健康にも効果があるナッツ。16世紀にポルトガル人がインドに種をもちこんで栽培された事から世界へと広まりました。日本ではカシューナッツの形から「勾玉(まがたま)の木」とも呼ばれています。
腎を補うカシューナッツ「補腎」
五臓のひとつ「腎」は精を貯蔵し、生殖、成長、老化をコントロールする役割があり、薬膳では老化には「腎」の弱りが大きく関係していると考えています。「腎」に精が蓄えられ、元気であれば老化も緩やかになるため老化対策には「腎」の強化が欠かせません。
精をつけたい時には中華の定番料理、鶏もも肉のカシューナッツ炒め、腰果鶏丁(ヨウコウチイテン)がおすすめです。カシューナッツの「補腎」の働きと、鶏肉の「補精」の働きは、疲労回復にも効果をもたらす薬膳料理です。
精神を安定させるカシューナッツ「除煩」
胸のあたりがソワソワして落ち着かない時にも、カシューナッツはおすすめです。煩わしさをのぞく「除煩」の働きで精神を穏やかに落ちつけてくれます。精神が落ち着かない日が続く時は、少量をマメにとり続けると良いでしょう。