毒を抑えるドクダミ
ドクダミは日陰の湿地で群生し独特の強い香りを放ち、日本、中国、東南アジアに分布します。
微寒の性質で熱を冷まし解毒に働くため、呼吸器の症状や皮膚(ニキビ、おでき)などの改善に用いられます。
どくだみの名前は解毒を意味する「毒嬌み」「毒を抑える」ことから由来し、その薬効は 10 種類も有しているから「十薬」とも呼ぶこともあります。
ドクダミの使い方
日本では食材としての利用よりドクダミの葉をお茶として飲みます。一般的には乾燥させた葉を使いますが揮発性物質を含みますので長時間煎じないようにしてください。
一方中国では雲南、貴州、四川地方では、和え物、炒め物スープなどに食す習慣があり食材であるとともに生薬としても利用されています。
またベトナムでは伝統ハーブとして用いられドクダミの葉を生春巻きに巻いたり、サラダに混ぜたり、スープや煮込み料理に、好みのハーブと一緒に追加して食べたりして体内に熱がこもらないようにします。
ドクダミ茶のデトックス効果
ドクダミの「清熱解毒」「排膿」の働きは体内の毒素を排出するデトックス効果があります。
代表の実例としては、扁桃腺炎や肺に熱がこもり咳がでる時にドクダミ茶とビワの葉茶(または緑茶)を半分ずつブレンドしたものを飲む。飲みにくい時は蜂蜜を加えましょう。
また排尿をスムーズにしたり排尿痛を和らげる働きや、便秘による吹き出物にも効果があります。