2.冷ます

蟹(カニ)/ガザミ・サワガニ

薬膳効果
肝熱を治め骨髄の再生促進

カニは甲殻類に属し陸上から深海まで多種類のカニが生息しています。

カニを食べる時は酢や生姜がおすすめ

カニは「寒性」で加熱しても性質は変わりません。冷え症や老人、気の巡りが悪い人には「寒性」はとても不利になります。食べる時は体を温める性質の酢、生姜を加えて寒熱のバランスをとりましょう。
一方、陰の不足、中性脂肪が多い、血がドロドロしている人には向いている食品です。

カニの旬とカニ殻の出汁

カニの旬は種類によって異なりますが、ズワイガニは1月~3月、タラバガニとケガニは冬。ガザミは夏の方が実が美味しく、卵巣は冬が美味しいです。
またカニの殻はタウリン、ナイアシン、ミネラルが豊富に含まれており、煮ると旨味のある出汁やスープになります。

中医営養学

甲殻類
鹹/寒
性味
肝、腎
帰経
清熱解毒、補骨生髄、散結散血
効能
陰虚証、イライラ
適応

本草綱目

鹹/寒 治胸中邪気、熱結痛、解結散血、養筋益気、散諸熱

ガザミ(ワタリガニ)

ワタリガニ科
鹹/寒
性味
肝、胃経
帰経
活血、滋陰養血
効能
産後の瘀血、母乳不足
適応

サワガニ

サワガニ科
鹹/寒
性味
活血
効能