2.冷ます

金銀花(キンギンカ・スイカズラ)

分類
スイカズラ科スイカズラ属

カゼの初期の発熱(微悪寒)に用いると清熱解毒の作用で、熱を散らし、のどの痛みをやわらげます。
散熱解毒の良薬のため、金銀花を使ったのど飴などが販売されています。

忍冬藤(ニンドウトウ)
スイカズラの茎葉の部分。働きは金銀花とほぼ同じですが、止痛にも働くため熱をもつ関節痛にも有用です。

中医営養学

期待される効果
甘/寒
性味
肺、胃、大腸、心
帰経
清熱解毒、疏散風熱
効能
外感風熱の感冒、頭痛、喉の痛み
適応

本草綱目

忍冬(にんどう):甘/温 治寒熱身腫。久服軽身延年益寿

ノドの痛みには金銀花

5月~7月に甘い香りの花の白い花を咲かせ、徐々に黄色くなります。

金銀花の花蕾

金銀花の花蕾

白い花と黄色い花が同居するところから「金銀花」と言われます。
「金銀花露(きんぎんかろ)」は新鮮な花に水を加えて蒸留して作り解暑清熱に働きます。

花や蕾を乾燥させた金銀花をお茶にして飲むと、夏バテ予防、喉の痛みを緩和します。

金銀花

乾燥:金銀花