ナスは濃い紫色のものが一般的ですが白や緑色などの種類があり、冷やす性質がとても強い野菜です。
夏の蒸し暑い時期や熱っぽい人には最適な食材で、利尿作用もあるため、熱っぽい腫れをおさめると同時に痛みをやわらげてくれます。
冷え性の人が食べる時は、胃腸を温めるショウガをそえることで冷ます性質を和らげることができます。ただし涼しい季節になったら冷え性、妊婦、老人は控えめにした方がよいでしょう。
体がむくんだ時はナスの力を
ナスは体液をめぐらせ、体内の余分な水を排出させる働きがあります。体に湿気がまとわりついて重だるい時、むくみが気になる時はナスの「利水消腫」の働きでスッキリさせましょう。
また表皮を紫色にしているアントシアニン系の色素「ナスニン」はブルーベリーと同様に眼精疲労、視力の回復を助ける効果もあります。その効果を期待するならナスの皮も一緒に食べられる調理法が望ましいです。