6.補う

大棗(ナツメ・タイソウ)

分類
クロウメモドキ科ナツメ属

胃腸などの機能を丈夫にし造血作用を促進させ、身体の元気をとりもどして精神を安定させます。気血ともに不足している人は毎日少しずつ食べるとよいです。ただし消化力がおちている場合は控えめに。
*消化促進のためには陳皮と一緒に使うとよいです。

中医営養学

期待される効果
甘/温
性味
脾、胃、心、肺
帰経
補中益気、養血安神、健脾
効能
疲労、不眠、精神不安
適応

本草綱目

生棗:甘辛/熱
大棗:乾:甘/平 安心腹邪気、安中、養脾気
久服:軽身延年

大棗(タイソウ・ナツメ)の美容効果

ナツメは今は世界中で栽培され400種類以上の品種があります。新芽が夏にならないと出ないのでナツメの名前が付けられました。

中国では黄河流域で古くから栽培され多くの品種が確認されています。生のナツメは甘酸っぱく中国では秋の果物として食用され、韓国では薬膳料理の参鶏湯(サムゲタン)にも使われいます。

秋になると果実は淡緑色から暗紅色に変わります。

大棗(タイソウ・ナツメ)

熟した果実を乾燥させたものが生薬の「大棗(タイソウ)」です。

乾燥なつめ

「一日に三個のナツメを食べれば生涯、若く見える」といわれ、世界3大美女の楊貴妃も好んで食べていたといわれています。
アンチエイジングを期待するなら、毎日少しずつ食べるとよいでしょう。養血の働きで肌、爪、髪に艶を与えてくれます。