6.補う

木苺/山苺(キイチゴ・ラズベリー・フランボワーズ)

薬膳効果
アンチエイジング、眼精疲労

木苺・ラズベリー・フランボワーズの違い?

甘酸っぱく香り高い小さな赤い実。親しまれてる呼び名は色々あり、和名ではキイチゴ、英語ではラズベリー、フランス語ではフランボワーズ。
中国名はゴショイチゴやキイチゴの未成熟果実を覆盆子(ふくぼんし)と呼び生薬として使います。

下半身の衰えに効果あり

生薬の覆盆子は未熟の黄緑色の未成熟な果実を蒸してから乾燥させたものを使います。
中国の古医書には「食べれば腎虚がなおり小便の回数が減る」と記載され覆盆子は補腎、補肝の作用があることから下半身の衰えや頻尿に効果があります。

一般的に販売されているラズベリーやフランボワーズは完熟した果物を用いるので効能はやや劣ると考えられますが「滋養肝腎」を手軽に取り入れることができる果実です。

女性の悩みに効果あり

食材としてのラズベリーは肝腎を滋養することから老化を緩やかにし、白髪、疲労の回復に働きます。そのためアンチエイジングの果実として期待が高く若白髪、冷えによる不妊症に悩む人にはおすすめです。

中医営養学

バラ科キイチゴ属
甘酸/平
性味
肝、腎
帰経
滋養肝腎、固精、補血明目
効能
白髪、遺精、視力低下、疲労
適応

食療本草

覆盆子(ふくぼんし):甜酸/平 主益気軽身、令人髪不白

覆盆子はゴショイチゴなどの木イチゴの未成熟果実につけた名称で、覆盆子とはお盆を伏せたような実という意味です。

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