漢方と薬膳の効能!荒ぶる血を冷ます洛神花(ハイビスカス・ローゼル)
漢方や薬膳で用いるハイビスカスは別名、洛神花(らくしんか)と呼び、花後にできる萼(がく)の部分が赤く厚みがあり、酸味が強いのが特徴です。
洛神花(ローゼル)から作ったお茶を一般的にハイビスカスティーと呼ぶことから、ハワイや沖縄などで見かけるハイビスカスかな?と混同されがちですが別物です。観賞用のハイビスカスの多くは食用には適していません。
清熱効果でスッキリ!爽やかな風味
ローゼルのもつ爽やかな酸味はスッキリとしていて、他のハーブやフルーツとの相性も抜群です。
薬膳の効能は、体内の余分な「熱」を取り除く清熱作用があり、体内の余分な熱をおさめる働きは、暑い時期だけでなく、季節の変わり目やストレスが多いときにも、ローゼルティーとして手軽に取り入れられるのが魅力です。
涼血効果でスッキリ!血を清らかに
ローゼルの清熱の働きは、血の荒ぶりもおさめてくれます。
熱の邪気が血分に侵入すると(体内にこもった熱が血液にまで侵入した状態)血熱の状態になります。血熱になると、のぼせて赤ら顔になったり、出血しやすくなり鼻血などをひきおこします。
ローゼルには、血の熱を冷ます「涼血」、出血を防ぐ「止血」の効能があため、熱を冷まして血を清めてスッキリとした体調にととのえます。