湿を除き胃腸を調える
サヤインゲンはインゲンマメが若いうちに収穫したものでさやごと食べるマメ科の野菜です。
初夏から秋にかけて収穫され、先端の細い部分がピンとしているのが鮮度がよい状態です。旬のサヤインゲンは瑞々しく食感がいいのでさっと茹でて好みの調味料と和えるだけで美味しく食べられます。
また西日本の暖かい地域では1年に3度収穫が出来ることから別名「サンドマメ」とも呼ばれます。
梅雨や夏の薬膳に
サヤインゲンは「袪湿」の働きで、湿を取りお腹の調えるため身体の重だるさ、暑湿の頭重感を解消します。体内の余分な水分が排出されるため、むくみの改善にもなり、湿気が多くなる梅雨や夏の薬膳におすすめです。
代謝を高める
サヤインゲンにはアミノ酸の一種であるアスパラギン酸が含まれています。アスパラギン酸は体内で合成されるほか、食品からも摂取できる必須アミノ酸の一つです。
アスパラギン酸は筋肉の疲労物質である乳酸を分解する働きがあり運動後の疲労回復、さらに記憶力の向上やエネルギーの代謝を高めてくれます。