春のメンタル不調にはイチゴを
いちごは甘酸っぱく涼性で熱をおさめる効能があります。イチゴの旬である春から初夏にかけて食べるのが薬膳ではおすすめです。
春は陽気が増して草木も成長する季節に入ります。同じように人の身体も陽気が盛んになり活動的になりますが、うまく調整ができないと肝の気が高ぶりイライラ、落ち着きがないなどの症状があらわれます。
いちごで熱を冷ます
イチゴは肝の高ぶりを鎮め余分な熱を冷ます働きがあるので、イライラ、春先の頭痛、目の充血、気の高ぶりをおさめてくれます。毎年、春になると精神的に落ち着かなくなる人は春から初夏にかけて、マメに食べるとよいでしょう。
苺が美容によい理由「理血調経」
いちごは肝の高ぶりを鎮めると同時に、血を調える「理血調経」の働きがあります。薬膳では「女は血をもって本となす」という言葉があり、すなわち女性の美しさや健康には「血」がとても重要です。
女性の美しさは血が大切
女性は月経、妊娠、授乳などで血を消耗しやすい体なので、更年期をむかえる女性にはいちごを食べてケアするとよいでしょう。ただしいちごの繊維は水をためやすいので、冷え性や胃腸が弱い人は体内の水分を処理する能力が低下するので控えめに。